【お困り解消】Amazonの低評価レビューはどう対処する?有効な正しい対処法をコンサルタントが解説
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Amazonで商品を購入する時に、多くの方が購入の意思決定の参考にしている「商品レビュー」。
出品者の視点としては、ユーザーに安心感や商品への信用を感じていただくべく、良い評価レビューを得たい一方で、思わぬ低評価レビューが付いてしまうと、売上が伸びず、悩みのタネとなっている出品者様は多いのではないでしょうか。
原則としてレビューは削除できない仕組みのため、出品者にとっては悩ましく「低評価レビューが付いたら諦めるしかない…」このようなお考えの方もいらっしゃることでしょう。
実は、適切な対処法があることをご存知でしょうか?
今回の記事では、Amazonの商品レビューの基本から、低評価レビューがついてしまった場合の具体的な対処法まで解説いたします。
目次
Amazonの商品レビューとは
まずはじめに、Amazonにおける「商品レビュー」とは、商品(ASIN別)に対する評価や使用感をコメントとして残したものを指します。
これに対し、商品の評価を1~5で数値化したものを「評価」といいます。
高い評価や商品レビューを多数獲得することで、商品ページの見栄え、充実度が増えるだけでなく、検索対策にも効果を発揮します。
このことから、評価や商品レビューはAmazonでの購入を決める重要な要素である一方で、サクラレビューなどが問題視されておりました。
この問題について、以前は「購入者でなくても誰でも商品レビューを投稿できる」仕組みになっていたことも一つの原因でしたが、現在では、Amazonコミュニティガイドラインにて、5,000円以上の購入実績があるユーザーが利用可能と明記されるなど、一定の対策が施されています。
◆商品レビューに参加できる方
Amazonアカウントをお持ちの場合は、次のことができます。
- 買い物リスト、ほしい物リスト、レジストリの作成と更新。
- プロフィールページを更新する。
- デジタルフォーラムとデバイスフォーラムに参加する。
以下のいずれかを行うには、日本で使用可能な支払い方法により、過去12か月間にAmazon.co.jpで通算5,000円以上の購入実績が必要です。
- レビューを作成する (星評価を含む)。
- お客様からの質問に答える。
- 役に立つ投票を送信。
- アイデアのリストを作成する。
- 他の投稿者をフォローする。
割引が適用された場合の割引額相当分は、5,000円購入実績の条件にカウントされません。
コミュニティ ガイドライン
https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=GLHXEX85MENUE4XF&ref=cm_cr_cg
(確認日:2025年7月14日)
商品レビューは原則削除不可
記載されたレビューについては、Amazonヘルプページ「カスタマーレビューについて」にあるとおり、原則削除不可とされています。
カスタマーレビューについて
カスタマーレビューは、Amazon.co.jpで扱っている商品に関する意見や感想をサイト上に自由に公開できる場です。商品に対する評価のよい悪いにかかわらず、さまざまな意見や感想を投稿してください。
コミュニティ ガイドライン
https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=GLHXEX85MENUE4XF&ref=cm_cr_cg
(確認日:2025年7月14日)
Amazon側の視点で考えてみると、原則削除できない理由が見えてきます。
ガイドラインの内容を元にレビューは掲載されており、本当に魅力ある商品であれば、少数の誤った低評価レビューがあったとしても、総合的に良い商品として評価されるはず。というような考えがあるものと思われます。
しかし、初めてのレビューが商品の正当な評価とは言えない、「1」や「2」などの低評価が付いてしまった場合は、その後しばらくの売上に大きく影響してしまう可能性があります。
このような場合に出品者側からすれば、商品の魅力が低下し売上の創出が困難になると考えるでしょうし、低評価レビューにより、実際に注文が減少するケースはございます。
低評価レビューがついてしまうと、中には諦めてしまう出品者の方がいらっしゃいますが、諦める前に実施できる対処法がございます。
次項より、具体的な対処法を解説いたします。
低評価レビューの対処法3選
ここからは、低評価レビューに向けた主要な対処法を3つ解説いたします。
①VINEの活用(レビュー数が30件未満の場合)
Amazon Vineは最大30件まで、Amazonが選定したレビュアーからレビューの取得が可能なプログラムです。
Amazon VineとはAmazonで最も信頼できるレビュアーを招待し、新商品についての意見を投稿してもらうプログラムのことです。
※ヘルプページ Amazon VINE より抜粋
仮に、1件のレビューが入っている商品で、評価が「1」であった場合、最大29件のVineレビューが獲得可能となります。
当然ながら、Vineレビューで獲得するレビューの評価やコメントは「任意」とはなるものの、プログラムを実施することで商品ページの平均評価が改善出来る可能性があります。
※注意点※
Vineレビューの注意点としては、前述の通り、レビュー内容はレビュアーの任意となるため、レビュアーの率直な感想が反映されるものです。
商品に何らかの問題があった場合など、低評価を付く可能性は十分ございます。
そのため、プログラム実施前には商品ページに不足情報がないか、しっかりと確認することが必要です。
「VINE」についてはこちらの記事もご参考ください⬇︎
②関連商品やリニューアル品の改善に役立てる
前述でもお伝えした通り、一度付いたレビューは「原則削除不可」です。
低評価が付くと商品ページとしての商品の魅力が低下してしまう点は、残念ながら事実でしょう。
低評価がつけられた場合には、関連商品やリニューアル品には同様の評価がされないよう、機能面やデザイン面、使い方のマニュアルを同梱するなど、レビューを貴重なユーザーの声として受け止め、以降の改善に役立てていきましょう。
「短期的」にはネガティブな事象となりますが、改善の余地としてとらえると「中長期的」にAmazonの展開に活かすことができる有益な材料とも言えます。
③商品情報に不足があった場合は情報の更新を検討する
例えば、サプリメントなどの食品では「体に合わなかった」や「期待した効果が得られなかった」という主旨の内容で低評価が付く傾向があります。
そのような場合は、「摂取方法」や「注意喚起」などの記載はリスクヘッジとして掲載することをお勧めいたします。
例)食品
◎開封後の保管方法
◎開封後の接種期間(なるべくお早めにご使用くださいなど)
◎摂取量(一日の摂取目安量をお守りくださいなど)
◎効果効能(疾病の診断、治療、予防を目的としたものでありませんなど)
◎アレルギー(食物アレルギーのある方はお召し上がりにならないでくださいなど)
その他、レビュー内容から商品ページの改善が必要と判断した際は、現状以上の低評価レビューが付くことを抑えるためにも、早期対応をご検討ください。
このように、カテゴリ・商材によって、購入者が気になるポイントを見つけ、情報として提供しておくことも、低評価レビューを防ぐ対策になります。
番外編:「カスタマーレビュー」機能
低評価レビュー対策の一つとして「カスタマーレビュー」という機能があります。
レビュー投稿者に直接連絡が取れる機能(利用資格あり)になりますので、こちらを活用いただく方法もひとつです。
ただし、こちらは最終的に購入者様の判断で評価を更新するため、一度投稿した内容をわざわざ変更する手間もあることから、出品者側が意図する対応をしていただけない可能性があります。
なお、「カスタマーレビュー」については2025年9月30日に廃止されるとセラーセントラル上で告知されております。
レビューのモニタリング機能は「購入者からの評価」に移行されるとのことですが、2025年7月現在でレビューの内容までは「購入者からの評価」から確認することができません。
何かしらのアップデートがある可能性がありますので、アップデートに期待です。
「カスタマーレビュー」についてはこちらの記事もご参考ください⬇︎
ガイドラインに準じていないと思われる低評価レビューの対処法
前述の通り、Amazonの商品レビューはAmazonが定めるガイドラインに準じて採用されております。
しかしながら、中には「これは明らかにガイドラインに準じていないのでは?」と思われるレビューが投稿されているケースがあります。
そのような場合は、「レビュー削除リクエスト」を実施することで該当レビューが削除される可能性がございます。
後述する条件に合致する場合は「レビュー削除リクエスト」のご対応をお試しください。
「商品レビュー」についてはこちらの記事もご参考ください⬇︎
商品レビューの削除要件
商品レビューの削除要件については、Amazonコミュニティガイドラインに「禁止事項」が以下の通り記載されており、記載の内容に抵触する場合は削除出来る可能性があります。
◆禁止事項
出品者、注文、配送に関するフィードバック
以下に重点を置いたカスタマーレビューやカスタマーQ&Aは禁止されています。
・出品者と出品者が提供するカスタマーサービス
・注文に関する問題と返品
・配送と梱包
・商品の状態と損傷
・配送料とスピード
例) 「地元のお店よりここで500円安くこの商品を見つけました。」
→このようなコメントは、すべてのお客様に関連性があるわけではないため、禁止されています。
コミュニティ ガイドライン
https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=GLHXEX85MENUE4XF&ref=cm_cr_cg
(確認日:2025年7月14日)
例題の他、「出品者の対応が悪かった」、「注文や返品に手間取った」、「箱が潰れていた」、「配送が遅かった(FBA利用時)」など商品と直接関係がないとAmazonが判断した低評価レビューは削除出来る可能性があります。
低評価レビュー削除を検討される場合は、まずこちらの禁止事項にレビューが抵触していないか確認しましょう。
商品レビューの削除機能(レビューを報告)
続いて削除機能についてです。
商品ページ内の「レビューを報告」から削除リクエストが可能となっております。
◆レビューを報告
商品ページからページ下部のカスタマーレビューを見ていただくと、個々のレビューの下に「レポート」というボタンが表示されています。
こちらをクリックすることで、「このレビューを報告する」というメニューが表示され、「送信する」をクリックするとレビューの削除リクエストができる仕組みです。
送信する前のチェック項目は「任意」ではありますが、削除の根拠を明らかにした方が削除成功率は高まると考えられるため、何らかの項目にチェックを入れていただくことをおすすめいたします。

まとめ
- 低評価レビューは原則削除出来ない。
- 低評価レビューが付いてしまった場合は商品により適切な対応が必要。
- ガイドラインに準じていないレビューは削除出来る可能性がある。
いかがでしたでしょうか。
今まで低評価が付いてしまったらその後の対応を諦めていたという出品者様も、上記機能を利用することで、商品レビューが改善可能となるかもしれません。
販売機会を逃さないためにも、商品レビューを確認してみてはいかがでしょうか。
商品低評価レビューについてお悩みでしたら、まずはお気軽にAmazon専門コンサル・運用代行のアグザルファまでご相談ください!
最後までお読みいただきありがとうございました
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